2024年11月19日火曜日

精神医学はどう間違えてきた?発達障害・うつ病・統合失調症・躁うつ病。~ASD編~

 こんにちわ、冬生真礼です。


今回の記事は、前回の続き「精神医学はどう間違えてきた?発達障害・うつ病・統合失調症・躁うつ病。~ASD編~」です。


一般に、ASDは自閉症状つまり他者への無関心・非共感があります。

これは、「心の理論」として説明されASDの人が他者の気持ちがわからなかったり空気が読めなかったりするのを定型発達の人の持つ心の理論がないからだと説明されます。

しかし、これは間違いです。

ASDの人が他者への無関心・非共感の態度をもち、空気が読めなかったりするのは「心の理論」がないからではなりません。

逆に定型発達と呼ばれる人たちがなぜ他者への関心・共感的な態度を持つか考えれば解ります。

まず第一に、人間は互いの心を何もしないで理解し合えるような動物ではないということです。

定型発達の人は子供の頃、「親に期待を裏切られた」「他人に自分の気持がわかってもらえなかった」「他者の考えがわからず失敗した」という経験を必ずします。

その際に、「親に期待を叶えてもらうにはどうしたらいいか」「他者に自分の気持がわかってもらうにはどうした良いか」「他者の考えをどうしたらわかるのか」という「動機」から、「親や他者の心・気持ち等を考える」という習慣が生まれます。

幼少期にASDと診断される子どもは上記のような経験を持たつ他者の心・気持ちを考えようとする「動機」を持ちません。

故に、3,4歳でASD傾向があるなどと診断されてしまいます。

その際に、「この子はASD傾向があるから、他者の心・気持ちを察するのが苦手なんだけれどそれは個性だからそのままで良い」と周囲の大人である親や医者や先生から太鼓判を押されてしまったらどうなるでしょうか。

本人はますます、他者の心・気持ちを考える「動機」を失うことになります。

その結果、「考えなくて良い」と言われた瞬間からその子の他者の心・気持ちを考える脳の機能・能力はバチン!と成長と発達をストップするようになります。

そのため、幼少期にASDと診断された子どもはおとなになってもASDのままだし、逆に幼少期にASD傾向が認められる子どもであってもそのようあ診断を受けず育つと成長の途中で「他者の心・気持ちを考える動機と機能と能力」が発達して成人期にはASD傾向が失くなる場合があります。

また、幼少期の「動機」が育たない原因に親の過保護があります。

なんでもかんでも先回りして完璧なお世話を子どもに対してしてしまうと「親に期待は裏切られない」「他人に自分の気持がなんでもわかってもらえる」「他者の気持ちは分かる必要がない」となり、その子の人間と関わる能力に必要な「他者の心・気持ち」を解りたいという自然な欲求と「動機」が育ちません。

ADHDになる理由には親の過保護はあまり関係ありませんが、ASDと診断されてしまう子どもは大概に親の過保護が原因になっていまいます。

更にいえば、一人っ子や長男はASDになりやすく、年下の兄弟がいると「兄弟に期待を裏切られた」等の経験を積めるのでASDにはなりにくくなる傾向があります。

しかし、上記は比較的軽いASDに当てはまり重度自閉症の子にはあまり当てはまりませんん。

知的障害を伴う重度自閉症の子どもはたちは、「抑制性神経ホルモン」「興奮性神経ホルモン」の両方が胎児期から1歳時の最重要発達期において全く不足していたために置きます。

これは、遺伝的要因・環境的要因を含む様々な原因が考えられます。

この2つが足りないと、知的能力が育つための要素を満たさなくなるので知的発達が大幅に遅れるか止まってしまいます。

知的障害を伴う重度自閉症の場合は、メインである知的障害に付随する形で自閉症が併発されるので、知能が正常域のASDとはまるで違います。

もちろん、ASDの人も「抑制性神経ホルモン」「興奮性神経ホルモン」の不足が散見されるので知的にグレーゾーンの方も多いのですが、病態の根本が違います。

そのために、ADHD・ASDの子どもには、前回述べたような「セロトニンを増やす、セロトニン神経を鍛える」習慣を持つことをおすすめします。

興奮性神経ホルモンのドーパミンとノルアドレナリンは、「ドーパミンは楽しいことやれば出る」し「ノルアドレナリンはストレスをかけてやれば比較的出ます」ので、子どもが楽しめる遊びやしつけを行っていれば不足することがあまりないです。

セロトニンを出すにはマントラ瞑想「私は光。私は愛。私は真実 I AM」をASDの子どもにやらせましょう。

また、重度自閉症は、胎児期に脳神経が全く発達が不十分であったことが考えられます。

胎児の脳は母親と強く同調しているため、胎児期の脳発達は母体の精神活動に影響されます。

お腹に子どもがいる間に「嬉しいこと。楽しいこと。悲しいこと。びっくりすること」等を母親が経験していれば自然と胎児の脳もそれに準ずる神経・ホルモン活動を行うので発達していきます。

しかし、生まれた後に重度自閉症と診断される場合は、やはり乳児の脳は母親に強く同調しているため母親との関わり合いが大事になってきます。

乳児に刺激を与えるのではなく、脳の同調を利用して母親が様々な喜怒哀楽や安心感やマントラ瞑想をすることで母親の脳に同調している乳児の脳は多分に影響を受けます。

それを行うことで重度自閉症はある程度軽くなるでしょう。

また、これは乳児と母親の同調能力に依存するために、母親の脳に強く同調している6歳頃までに行う必要があります。

これ以降は子どもと母親の脳が同調深度は浅くなっていくので脳の同調を利用した重度自閉症の治療はあまり効果を得られなくなります。


いかがでしたか。

精神医学はどう間違えてきた?発達障害・うつ病・統合失調症・躁うつ病。~ASD編~はこれにておしまいになります。

重度自閉症の治療方法は確立されていませんが上記の方法で多少なりとも改善することを祈っています。

0 件のコメント:

コメントを投稿

精神医学はどう間違えてきた?発達障害・うつ病・統合失調症・躁うつ病。~ASD編~

 こんにちわ、冬生真礼です。 今回の記事は、前回の続き「精神医学はどう間違えてきた?発達障害・うつ病・統合失調症・躁うつ病。~ASD編~」です。 一般に、ASDは自閉症状つまり他者への無関心・非共感があります。 これは、「心の理論」として説明されASDの人が他者の気持ちがわからな...