スピリチュアルで言う「周波数が高い」の誤解。
こんにちわ、冬生真礼です。
ーー今回の記事は過去ログからの改稿です。
今回の記事は、スピリチュアルの世界でよくいわれる「周波数」や「波動」に関して物理学と哲学的な視点から色々と書いていきたいと思います。
(注意。哲学的な考察からの知見です。筆者は物理学などはど素人です。鵜呑みにしないこと)
まず、物体の振動数としての周波数と見かけの運動の話から始めます。
全ての物体は物体固有の振動数というものがあります。
一般的に物理学では、固有の振動数が高い状態をエネルギーが高い状態として定義しています。
単純な理解の仕方として次の比喩があります。
野球のボールがただある状態と、ボールが小刻みに振動している(ぶれている。動いている)状態を比べたら、後者の方が運動エネルギーが多い(より運動している。より動いている)事がわかると思います。
上記の比喩でいう野球のボールの振動が物体の振動数、そのボールの振動から観測できる運動量をエネルギーと捉えてください。
実際の宇宙に存在するエネルギーというものは極論すると、運動エネルギーに還元できます。
熱エネルギー、電気エネルギーもしかりです。
それで、物体の固有の振動数がより高い(より小刻みに、素早く振動している)状態はエネルギーが高い状態です。
エネルギー高い状態ということは、エネルギーに関する法則であるエネルギー保存の法則が適用されます。
つまり、よりエネルギーの高い状態(周波数が高い)状態にするためにはどこからかエネルギーを持ってこなければいけないということです。
そこで利用されるているのが、物体の振動数(いわゆる周波数)と見かけの運動に使えるエネルギー(運動エネルギー。単純に速度の話)は互いに変換が可能という法則なのです。
一般に、速度(見かけの運動)が早い物体は、その物体の固有の振動数のエネルギーを見かけの運動に変換しています。
これは極論すれば、宇宙全体の保有するエネルギー量が決まっているということです。
元々の宇宙は、純粋にフラットな存在です。
つまり、偏りがない。歪みがない。全てが均一。
歪みがないから、反発がない。反発がないから、質量もない。
質量がないから、運動もない。運動がないから、エネルギーもない。
みたいな感じの存在です。
その状態から、偏りがある。歪みがある。偏差がある。
反発がある。質量がある。運動がある。エネルギーがある。
という状態に移行するために、色々と法則が生まれました。
その1つに、「最終的に全てを総合すると、元々のフラットな状態と等価でなければいけない」という物があります。
それが、エネルギー保存の法則の大元だと思われます
もっと言えば、物体が保有するエネルギーの量は決まっているという話にもなります。
つまり、物体の固有の振動数が高い状態は、見かけの運動につかうエネルギーを変換して実現しているのです。
ちなみに、この物体の固有の振動数が高い状態は、その物体の時間の流れが早いと表現でき、反対に物体の固有の振動数が低い状態は、その物体の時間の流れが遅いと表現できます。
いわゆる、相対性理論で語られる光速で移動する物体は時間が遅くなるという話は上記の理解だと古典物理学となんの矛盾のない理解ができます。
理解してもらいたいのは、物体の保有できるエネルギーの量が決まっていて、物体の固有の振動数が高くすると見かけの運動に使えるエネルギーが低くなるという点です。
周波数(振動数)のエネルギーと見かけの運動のエネルギーは相互に変換されるのです。
では、物体の周波数(振動数)と見かけの運動の関係を理解したら、スピリチュアルで言われる周波数の誤解を解いていきましょう。
まず、スピリチュアルでは高次の次元や存在ほど周波数が高いと表現します。
ハッキリ述べます。
上記の表現は、物理学でいう周波数の定義と矛盾します。
そもそも、魂や高次の存在とスピリチュアルで言われる存在は、物理的な特性が薄い、宇宙の根の方に近い存在です。
宇宙の元々は、存在質とも言うべきただ在るという状態のモノです。
本来的に、存在質は物質ではありませんから、固有の振動数も見かけの運動も存在しません。
魂や高次の存在というのは、物理的な観点から見たらエネルギーが低い状態に近くなければなならないのです。
実際は固有の振動数も見かけの運動のエネルギーの両方が低いという状態にはなりません。
宇宙に空間というものが存在している以上は見かけの運動がないと言うことはなりませんし、魂や高次の存在が個である以上、一定のエネルギーを持ちます。
実際は、固有の振動数のエネルギーをできるだけ低くして、見かけの運動に使えるエネルギーを高めています。
つまり、魂や高次の存在は実は「周波数は低い」のです。
よくスピリチュアルで、光の存在と言われるるのは次の理由です。
単純に、高次の存在は通常の物体より固有の振動数が低く見かけの運動のエネルギーが高い光により近いということ。
つまり、高次の存在ほど、物体の固有の振動数が低くなり、見かけの運動に使うエネルギーが増えるということです。
「どっちかって言うと、光(の状態)に近いよ」という単なる比喩です。
では、次は人間の脳と魂に関する話です。
人間の魂は、物質より存在質に近いです。
というか存在質そのものです。
通常人間の魂は、物質である肉体と同期をとっています。
同期をとると言うのは、肉体の固有の振動数と同じ振動数でいるということです。
同じ周波数(振動数)でいることでエネルギーの交流ができます。
これを一部では物理的なチャネルに合わせるとか、物理世界の振動数にチューニングするとか述べています。
チャネリングに関しては以前書いた記事を引用します。
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一般に音波、電波と呼ばれる 波長の話です。
単純に考えて、波長は同位相の波長と同調しますよね。
視覚から入りましょう。
~~~~ A波
~~~~ B波
の2つの波長があると考えます。
A波とB波は位相(波の形)が同じなら、同調(シンクロナイズ)します。
2つの波が完全に重なる感じです。
また、A波は位相の違うC波とは同調しないので、2つの波長がぶつかったら波長が乱れてしまいます。
しかし、同位相の波長が互いにぶつかったら、互いの波長が同調しつつすり抜けます。
この仕組を考えると、ある装置がA波を発信し続けると、同位相の波長のみをすり抜けさせてB波のみを検出することができます。
世の中の、電波の受信装置ってこんな仕組みなのかなと日々想像してます。
しかし、ちゃんと学んだことはないので想像止まりですね。
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引用した文章に書いてあるように、受信したい電波などと同じ位相の波を受信装置が発すると、同位相の波のみを受信装置で検出できるという仕組みがあります。
チャネリングはつまり、「自分の周波数を受信したい(何らかの)エネルギーの周波数に合わせると、受信できるよ」、という仕組みです。
魂も肉体に対して常にチャネルリングしているようなものです。
魂の周波数と肉体の周波数が一致しているので、肉体の発するエネルギーの波動を受け取れるのです。
この周波数を一致させることは、ある周波数にフォーカスするなどと言ったりもします。
魂から肉体に何らかのエネルギーの送信がしたかったら、肉体の周波数を魂と同程度にするか、魂の周波数をに肉体と同程度にするかどちらかです。
基本的に多くの人は、後者を選択しています。
もし、瞑想や気功で魂のエネルギーを高めたり高次のエネルギーを受け取りたかったら(周波数を合わせたかったら)、やることは1つです。
身体や意識を緩めるのです。
緩める、つまり固有のエネルギー(振動数、周波数)を高めるのではなく、低くするように努めるのです。
肉体の固有の振動数が低くなれば、宇宙の根の方の存在やエネルギーを受け取ることが可能になります。
それを確認するには、一般に脳波とよばれるモノが1つの指標になります。
ベータ波よりアルファ波、アルファ波よりシータ波の方がより緩んでいます。
また、チャネリングはエネルギーの受信であり送信でもあります
弱くエネルギーを発信(送信)することで受信のためのチャンネルを確保するのです、逆もしかりです。
強くエネルギーを発信(送信)することは、同時に受信の経路(チャンネル)を開くことでもあります。
宇宙の根の方に近いところに周波数を合わせることは、送信と受信の経路を確保するということです。
エネルギーを発することでエネルギーを受け取ることも容易にになるのです。
スピリチュアルの世界で、「与えたものが受け取るモノ」だという話とに似ています。
何かを発信することは、それと同じようなものを受け取る経路を開くようなものなのです。
エネルギーの世界ではそんな感じです。
また、人間の心理の世界では、「相手をぶん殴ったら自分もぶん殴られる」や「相手に優しくしたら、自分も優しくされる」という返報性の心理みたいなものです。
しかし、エネルギーの世界とくらべて人間心理の世界の「与えたものが受け取るモノ」だというのはそこまで厳密ではないのです。
エネルギーの世界に比べて、人間の心理や人間の社会はより複雑で、新たな性質や仕組みも創発されています。
全く同じようには行かないものです。
いかがでしたでしょうか。
今回の記事をまとめると次の様になります。
1. 物体の固有の振動数(周波数)と見かけの運動(速度)のエネルギーは相互に変換されて、両方を合わすと常にエネルギー量は一定。
2. 魂や高次の存在は「周波数が高い」のではなく「周波数が低い」。
3. 高次の存在やエネルギーと交流したかったら、「意識と身体を緩める」ことで「周波数を合わせる」こと。
では今回の記事は以上になります。
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