ゲシュタルトの解りやすい説明とその理解。
こんにちわ、冬生真礼です。
この記事ではゲシュタルトについて、読者の方々と一緒に理解を深めていきたいと思います。
この記事は過去ログにも収録されている内容です。
私はゲシュタルトという言葉は大学の心理学の講義で知りました。
その講義では、ゲシュタルトとは心理学の用語であり、『複数の「部分」から成り立ち。その結果出来上がった「部分の総和」より大きい「全体」』の事だと学びました。
みなさん、どうですか理解出来ましたか?
「何のことだがさっぱりだ」、と思う人が多いのではないでしょうか?
「部分」とは「部分の総和」とは「全体」とは?
では、それらを説明していきます。
まず、簡単に理解できる具体例として、「三角形」があります。
ちょっと試しに、ノートか何かを用意して、バラバラに点を3つ打って下さい。
次に、そのバラバラの点を頂点とする三角形を、「実際には線を描かずに」、思い描いて下さい。
どうですか? できましたか?
殆どの人はなんとなくイメージできたと思います。
今やったのは、人間の脳は三角形の線分を描かかないでも、3つの頂点があれば三角形を認識できる、ということの簡単な実験です。
今やったのは、人間の脳は三角形の線分を描かかないでも、3つの頂点があれば三角形を認識できる、ということの簡単な実験です。
次に、空のティッシュボックスを用意して下さい。
べつに、中身を捨てなくて構いませんよ(笑)?
そのティッシュボックをよく観察してください。
ティッシュボックは面長の立方体です。
そして、立法体は6つの面から成り立っています。
ここで質問です。
その6つの面を部品として、何かを作る時それは必ず立方体になりますか?
皆さんお分かりだと思いますがここでははっきり明確に述べます。
答えはNOです。
答えはNOです。
6つの面を部品としても、作り方しだいで様々な物が出来上がります。
つまり、ティッシュボックスは単なる「面が6つあるモノ」ではないのです。
また、単純に「6つの面」で何かをつくろうとした場合、一番簡単なのは面を全部重ね合わせることです。
つまり、ティッシュボックスは単なる「面が6つあるモノ」ではないのです。
また、単純に「6つの面」で何かをつくろうとした場合、一番簡単なのは面を全部重ね合わせることです。
しかし、その厚紙は先程述べた「6つの面の総和」でしかありません。
そこには「総和より大きい全体」が存在しません。
それは、「単なる1つの面と比べて少しだけ厚い面」です。
1つ1つの面をパーツ(部分)として考えて、複数のパーツ(部分)から成るティッシュボックスは、単なるパーツ(部分)が合わさったもの(部分の総和)ではないのということです。 それは、「単なる1つの面と比べて少しだけ厚い面」です。
そこには、単なる「6つの面」には無かった「立方体という性質」が生まれています。
この「立方体の性質」こそがゲシュタルト(部分の総和より大きい全体)なのです。
ゲシュタルトについての説明は以上で終わりです。
ここまでの説明を理解できれば、ゲシュタルトについて理解していると言えるのではないでしょうか。
しかし、以下は脳にとってのゲシュタルトの説明になりますので、疲れたり、これ以上難しい話はたくさんだという人には以上の理解でも十分です。
お疲れ様でした。
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では、もっと深く掘り下げてみましょう。
この「立方体の性質」こそがゲシュタルト(部分の総和より大きい全体)なのです。
ゲシュタルトについての説明は以上で終わりです。
ここまでの説明を理解できれば、ゲシュタルトについて理解していると言えるのではないでしょうか。
しかし、以下は脳にとってのゲシュタルトの説明になりますので、疲れたり、これ以上難しい話はたくさんだという人には以上の理解でも十分です。
お疲れ様でした。
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では、もっと深く掘り下げてみましょう。
まず内省してみ下さい、あなたの脳はティッシュボックスをどの様に認識していますか。
あるいは、何故はあなたの脳はそれをティッシュボックスだと認識しているのですか。
あるいは、何故はあなたの脳はそれをティッシュボックスだと認識しているのですか。
まずは観察からです。
貴方の目の前のティッシュボックスは、本当に6つの面だけで成り立っていますか?
さらによく観察して下さい。
そこには、ティッシュボックスの内部の空間はありませんか?
しかし、よく考えてみてください。
本当に、その空間は実在しているのでしょうか。
本当に、その空間は実在しているのでしょうか。
それの空間は、決して見えないですし、触れもしません、味もないですし、匂いも嗅げない上に、空間に音があるわけでもありません。
しかし、その存在は認識できますし、ティッシュボックスを構成する重要なモノの一つです。
ならば、その空間はあるのです。
何故なら、その空間が無ければティッシュボックスはただの厚紙にしかならないからです。
では、この観点を、さらに深めてみましょう。
空間はティッシュボックスの内部だけに存在しているのでしょうか?
空間はティッシュボックスの内部だけに存在しているのでしょうか?
そうです、ティッシュボックスの外部にも空間は存在しているのです。
つまり、ティッシュボックスは6つの面と内と外に存在する空間から、その存在が構成されているのです。
しかし、実際はティッシュボックスを作るときに必要なのは、6つの面だけです。
なぜなら、ティッシュボックスを作る人は「内と外の空間」まで用意する必要がないからです。
なぜでしょうか?
その理由は、ティッシュボックスの「内と外の空間」は「6つの面」の相対的な位置関係により自動的に決定するからです。
その相対的な位置関係とは物質的なものではありません。
正に表現すれば、「6つの面」のが存在している限り自動的に定義される情報なのです。
その情報は、物質的な情報ではありません。
しかし、物理空間には存在してます。
その事をここでは便宜的に、「ティッシュボックスという存在」は論理構造に関する情報を持つ、と表現します。
これを、ティッシュボックスは『6つの面(物質)とそれについての情報(論理構造)から成り立ち、立方体として表象(人間の認識のなかで表現される)ゲシュタルト(部分の総和より大きい全体)を持つ』と表現しましょう。
ここまで、ついて来られた方は、今脳内に「ゲシュタルトという言葉」についてのゲシュタルトが構築さているはずです。
次に、本当に人間がゲシュタルトを用いて現実を認識していることが体験できる実験を行います。
では、試しにティッシュボックスを解体してみましょう。
最近のティッシュボックスは楽に捨てられるように作られていて、簡単に潰せます。
もう、潰しましたか。
では、あなたはそれをどの様に認識していますか?
内省しつつ、実際の世界をよーく認識してください。
では、今度は潰れたティッシュボックスをはさみでバラバラにしてみましょう。
バラバラに出来たら、また内省と認識している世界の観察です。
それは、あなたにとってどのようなものですか?
ちょっとしばらく、バラバラになったパーツで遊んでみて下さい。
なめたり、曲げたり、匂いを嗅いだり、何をしてもかまいませんです。
しらばらくして遊び終わったら、バラバラにしたパーツを全部一箇所に集めてください。
そして、それら全てのパーツを用い、なんでもかまいせんですので、何か物を作ってみて下さい。
小さなお子様をお持ちでいらっしゃる方なら、一緒に工作をして見るのも楽しいですので、試しに一緒に遊んでみてあげて下さい。
では、出来上がったモノをよく観察して下さい。
そして最後に、出来上がったものに名前を付けてあげてください。
名前を付けられましたか?
では、最後の解説に入ります。
かしこいあなたは、もうお気づきだと思いますが、説明させて下さい。
あなたが今やった行為は、ティッシュボックスというゲシュタルトを壊す行為です。
ちゃんと名前を付けてあげたとしたら、あなたはもうすでに新たに付けた名前でそれを認識していることでしょう。
そして、人間の脳はこのように現実世界を認識していると考えられます。
ちなみに、この記事をよんで試しにティッシュボックスをバラバラにしてみたけれど、面倒くさくてゴミ箱に捨てたという方もいらっしゃると思います。
そのような方の場合はティッシュボックスをバラバラにした瞬間に、それを「ゴミ」と認識してしまったのです。
もし、自然と、「試しにバラバラにして見たけど何もかわってないじゃん、あ~くそ。めんどくさい。捨てよっ」、などといった思考があったとしたら、かなりのめっけものです。
なぜなら、そのような言葉が心の底からでた瞬間、「ティッシュボックス」というゲシュタルトが崩壊して、一瞬の内に目の前のそれが「ゴミ」に変わったコトを実感できたからです。
どうですか? 「ゲシュタルト」という言葉を実感出来たのではないでしょうか?
終わりに。
上記のゲシュタルトの体感実験方法は今回の記事の為に即席で作ったオリジナルの方法です。
即席で考えた事を無責任に記事にする事は出来ないと思い、実際に自分で試てみたら 、私はティッシュボックスを「ゴミ」として認識してしまいました(笑)。
自分で考えた実験方法なのに、ティッシュボックスをハサミでバラバラにした瞬間に「こんなのゴミじゃん!」とっ思いっきり叫んでしまい、思わず爆笑してしまいました(爆笑)。
最後の文章は笑いながら書いてますが、いわゆる「認知科学の解説本」や「苫米地英人氏やNLPの本」を読んで、理解できたと「思って」いる方には、特に実際に試してみる事をお薦めします。
現在まで認知科学を独学で学び続けて来ましたが、今回のこの記事を書くにあたって、また新たな発見があったことを嬉しく思います。
つまり、ティッシュボックスは6つの面と内と外に存在する空間から、その存在が構成されているのです。
しかし、実際はティッシュボックスを作るときに必要なのは、6つの面だけです。
なぜなら、ティッシュボックスを作る人は「内と外の空間」まで用意する必要がないからです。
なぜでしょうか?
その理由は、ティッシュボックスの「内と外の空間」は「6つの面」の相対的な位置関係により自動的に決定するからです。
その相対的な位置関係とは物質的なものではありません。
正に表現すれば、「6つの面」のが存在している限り自動的に定義される情報なのです。
その情報は、物質的な情報ではありません。
しかし、物理空間には存在してます。
その事をここでは便宜的に、「ティッシュボックスという存在」は論理構造に関する情報を持つ、と表現します。
これを、ティッシュボックスは『6つの面(物質)とそれについての情報(論理構造)から成り立ち、立方体として表象(人間の認識のなかで表現される)ゲシュタルト(部分の総和より大きい全体)を持つ』と表現しましょう。
ここまで、ついて来られた方は、今脳内に「ゲシュタルトという言葉」についてのゲシュタルトが構築さているはずです。
次に、本当に人間がゲシュタルトを用いて現実を認識していることが体験できる実験を行います。
では、試しにティッシュボックスを解体してみましょう。
最近のティッシュボックスは楽に捨てられるように作られていて、簡単に潰せます。
もう、潰しましたか。
では、あなたはそれをどの様に認識していますか?
内省しつつ、実際の世界をよーく認識してください。
では、今度は潰れたティッシュボックスをはさみでバラバラにしてみましょう。
バラバラに出来たら、また内省と認識している世界の観察です。
それは、あなたにとってどのようなものですか?
ちょっとしばらく、バラバラになったパーツで遊んでみて下さい。
なめたり、曲げたり、匂いを嗅いだり、何をしてもかまいませんです。
しらばらくして遊び終わったら、バラバラにしたパーツを全部一箇所に集めてください。
そして、それら全てのパーツを用い、なんでもかまいせんですので、何か物を作ってみて下さい。
小さなお子様をお持ちでいらっしゃる方なら、一緒に工作をして見るのも楽しいですので、試しに一緒に遊んでみてあげて下さい。
では、出来上がったモノをよく観察して下さい。
そして最後に、出来上がったものに名前を付けてあげてください。
名前を付けられましたか?
では、最後の解説に入ります。
かしこいあなたは、もうお気づきだと思いますが、説明させて下さい。
あなたが今やった行為は、ティッシュボックスというゲシュタルトを壊す行為です。
ちゃんと名前を付けてあげたとしたら、あなたはもうすでに新たに付けた名前でそれを認識していることでしょう。
そして、人間の脳はこのように現実世界を認識していると考えられます。
ちなみに、この記事をよんで試しにティッシュボックスをバラバラにしてみたけれど、面倒くさくてゴミ箱に捨てたという方もいらっしゃると思います。
そのような方の場合はティッシュボックスをバラバラにした瞬間に、それを「ゴミ」と認識してしまったのです。
もし、自然と、「試しにバラバラにして見たけど何もかわってないじゃん、あ~くそ。めんどくさい。捨てよっ」、などといった思考があったとしたら、かなりのめっけものです。
なぜなら、そのような言葉が心の底からでた瞬間、「ティッシュボックス」というゲシュタルトが崩壊して、一瞬の内に目の前のそれが「ゴミ」に変わったコトを実感できたからです。
どうですか? 「ゲシュタルト」という言葉を実感出来たのではないでしょうか?
終わりに。
上記のゲシュタルトの体感実験方法は今回の記事の為に即席で作ったオリジナルの方法です。
即席で考えた事を無責任に記事にする事は出来ないと思い、実際に自分で試てみたら 、私はティッシュボックスを「ゴミ」として認識してしまいました(笑)。
自分で考えた実験方法なのに、ティッシュボックスをハサミでバラバラにした瞬間に「こんなのゴミじゃん!」とっ思いっきり叫んでしまい、思わず爆笑してしまいました(爆笑)。
最後の文章は笑いながら書いてますが、いわゆる「認知科学の解説本」や「苫米地英人氏やNLPの本」を読んで、理解できたと「思って」いる方には、特に実際に試してみる事をお薦めします。
現在まで認知科学を独学で学び続けて来ましたが、今回のこの記事を書くにあたって、また新たな発見があったことを嬉しく思います。
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